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September 25, 2004

『オーシャン・オブ・ファイヤー』~熱砂を走る伝説の馬

オーシャン・オブ・ファイヤー

発売日 2004/08/18
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インディアンとの混血であるカウボーイ・フランクは、愛馬ヒダルゴと共に長距離レースの覇者として名を馳せていたが、母の部族が虐殺されたのをきっかけに見世物小屋にまで身を落としていた。
だがあるきっかけからアラビア半島を走破するホースレースに参加することになり、フランクとヒダルゴは過酷な砂漠を走る。

道産子ファイトー!!

えー、原題は『ヒダルゴ』です。
馬が主役です(笑)。
アメリカの野生馬(マスタング)で、サラブレッドに比べたら小柄でずんぐりしてる。
でもぷりてぃー(笑)。
イメージは道産子にかなり近いです。
フランクとヒダルゴは数々の長距離レースを制した有名人&馬でしたが、虐殺の一件以来すっかり見世物小屋で酒びたりになっているところへ、「アラブの馬は世界一ィィィ!」という連中がやってきて、「ヒダルゴなんか雑種じゃん! 世界一の馬なんて肩書き認めないぜ!」と言い出します。
自分はともかく愛馬を侮辱されるのは許せないフランク、はるばるアラブまでレースに出かけるのです。
で、このレースの名前が『オーシャン・オブ・ファイヤー』。
……まあ、日本じゃ『ヒダルゴ』言われても「何それ?」ですしね。
そんでレースですが、ライバルはすべてサラブレッド。
主催者の族長が持っている最高の黒馬『アル・ハタル』、先祖代々馬好きの英国女性、鷹を連れた人など、ともかく全部アラブ馬。
フランクは異教徒だしヒダルゴは混血だしで馬鹿にされまくりですが、流砂や砂嵐などをヒダルゴは次々と踏破します。
途中、実はアメリカ(特に西部)びいきの族長の娘と、さらに名馬アル・ハタルを巡るトラブルに巻き込まれたりもします。
アル・ハタルが欲しくて仕方ない部族長の一人が、娘を誘拐して「アル・ハタルと引き換えだー!」というのです。
族長の一人娘より馬の方が価値があるのか。
……女性として、娘としてなんか切ないです(涙)。
まあ、でも主役は馬ですからね!
ヒダルゴさいこー!
娘救出の場面では自分で縄ほどいてフランクを助けに行ったりもします。
かしこすぎるぜブラザー!
そして優勝を狙う英国女性に棄権すれば金をやると持ちかけられ、ヒダルゴが慣れない砂漠で苦しんでるし……と弱気になったフランクですが、ヒダルゴはその様子にめっちゃ敏感に反応し、翌朝はもう「俺はまだやれるぜ相棒」とスタート地点で待ってたり。
やーもうむっちゃかっこいいですヒダルゴー!
その後さらに続く妨害に傷つき、水もなく果てなく続く砂漠で、ついにヒダルゴが倒れたとき……。
最後のゴールまでの疾走は、めちゃくちゃ手に汗握ります。
なんてーか、これが競馬の醍醐味なのかー!とほんの少しわかった気がしました(笑)。

素晴らしいと思うのは、これが実話だというところ。
もちろん妨害とか誘拐は脚色でしょうが(笑)、過酷な砂漠を4800km(!)も駆け抜けたカウボーイと不屈のマスタング。
その姿を想像すると、涙が出そうになります。
馬以外の人間ドラマもなかなかのものでした。
インディアンの虐待、混血に苦しむ主人公、アラブの因習に涙するヒロインなど、けっこう重いテーマを扱っています。
でも主役はヒダルゴ(笑)。
馬だけでも見る価値あります。いやもうぜひ!
そんで一緒に道産子を応援しましょう(笑)!

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