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February 19, 2005

『クリムゾン・リバー2・黙示録の天使たち』~キーワードは派手だけど

クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち デラックス版(初回限定2枚組仕様)
ジャン・レノ

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12世紀に建造された修道院で、壁に打ち付けたキリスト像が血を流す事件が起こった。
捜査に赴いたニーマンス警視は、壁の中にキリストのような姿勢で埋め込まれた死体を発見する。
一方、麻薬絡みの犯罪を捜査する若き刑事レダは、キリストに似た男と遭遇。銃で撃たれた彼を病院へ運ぶが、謎の修道士が彼を襲った。

えー、いつぞや映画館で見た予告編がわりと面白そうだったので見てみました。
『クリムゾン・リバー2』とはいえ、単に主人公が前回と同じだけなので『1』を見てなくてもぜんっぜん問題ありません(笑)。

物語は古い修道院から始まります。
新しくやってきた修道士が、13号室に入ったので古参の修道士は大騒ぎ。

古参「13は不吉な数字だ!」
新人「そんなのは迷信ですよ」

不吉ならそんな部屋作るなとツッコミつつ修道士のくせ迷信と笑い飛ばすのもどうかと。
で、案の定バチが当たったというんでしょうか。
新人が壁に祈るためのキリスト像を打ち込んだらダバダバと血が流れ出しまして。
え、壁の向こうに誰か隠れてたの?ってなくらい。
その後、ニーマンスが調べたところ、先週塗り替えた壁の中に生き埋めにされてたらしいんですけどね。
先週死んだ死体からあんなに血は流れないと思う。
やーもう。一瞬、忍者のごとく壁に布張って隠れてたのかと思うような血でしたよ(笑)。
そしてハイテクにより死体の身元を洗い出したニーマンス、奥さんを尋ねます。
それによると死体はキリスト教かぶれとゆーか、『12使徒ごっこ』に夢中だったらしい。
アンドレなるお友達と付き合ってるうち、キリストに似た男を見つけて修道院まで買い取って、12使徒のコスプレして『最後の晩餐』風の写真まで撮っておりました。
大変だな、奥さん……。
まあそんなわけで、写真に写った男たちを捜すニーマンス。

一方、麻薬の売人の捜査をしていた刑事レダ君。
張り込みに飽き飽きした、と女のところへ乗り込みます。
てっきりそこにまた怪しい死体があるのかと思いきや何もなく、無駄に長い売人とのケンカを展開してくれます。
いやもう、「……この場面に何の意味が?」と思うんですが。
そしてその帰り道、偶然はねたのが怪しいイエスのよーな格好をしてヘンな事を口走り、しかも銃で撃たれていた男なんですが。
そもそも警察が人をはねるな。
幾ら向こうが飛び出してきたってもさ……。

で、そのイエスを病院に運んで翌日面会に行ったら、神父が一緒だという。
病室へ行ったらその神父が救命装置を外して逃亡するところでした。
追うレダ! 逃げる神父!(神父ってか格好は修道士)
そしてこの修道士がとんでもない能力を発揮して逃げ回ります。
ガラスを突き破り車を飛び越え屋根から屋根へ飛び移り、列車を乗り越えとともかく派手なアクション。
でもレダも地味についていってる。

水原「……ああ、これはつまりあれだな。この修道士、地味に逃げられるところも派手に飛んだりはねたりしているだけなんだな」
妹「そのまま列車乗ってった方が早かったのになあ」

そしてついに追い詰められた修道士、窓から投身自殺と見せかけて逃亡。
病院へ戻ったレダは、写真のイエスが見つかったと聞いてやってきたニーマンスと出会います。
いちおう昔馴染みらしい2人、そこにさらに宗教に詳しいマリーという女性刑事も加えて捜査に乗り出しました。
その後レンガ職人のトマ、商人のユダとシモンなど、この事件に関わっていると思われる猟奇的な殺され方をした人々が聖書の12使徒と名前と職業が一致していることから、他の使徒を洗い出したり。
そして追うニーマンスたちの目の前で次々と殺される12使徒たち。
4人まとめて魚捕りの網につめこまれてた猟師たちとか、スーパーで殺されちゃった人とか。
だがしかし警察の前で十字架にはりつけられて焼き殺された人にはいったいどんな意味が。

最初の死体が見つかった修道院が怪しいと睨むニーマンスですが、捜索では何も発見されません。
しかし修道院にはなぜかドイツの文化大臣が出入りしていたりと超怪しい。
そしてついに、最後の使徒である神父の居場所を突き止めたニーマンスたち。
神父は、12使徒たちが偶然、かつてバチカンから秘宝を奪った大帝の墓を発見し、その謎を暴いてしまったのだと告白します。
ついに「封印」が解かれ、「黙示録」が始まると……。
その墓を開く「鍵」を受け取ろうとする刹那、またスーパー修道士達が現れ、鍵を奪われてしまったり。
今日が「黙示録の日」であり、おそらく墓の場所は修道院の鐘楼から繋がっているのだろうと乗り込むニーマンスとレダですが、バッチリ捕まりました。
そして今回の事件は、ドイツの大臣がかつてフランスに進駐していた時に偶然見つけた墓の秘宝を手に入れるため、偶然秘密を知ってしまった12使徒を殺したのだったということを知ったり。
スーパー修道士たちは、大臣の部下の軍人がアンフェタミンなる大戦中のクスリでドーピングしていたことも判明。

水原「……12使徒を派手な殺し方する意味がどこに?
妹「こっそり殺せばバレなかったのになあ」

つまりあれです。
ちょっとディープなコスプレごっこをしていた12人が、偶然バチカンの秘宝を見つけちゃったと。
なまじトンネル掘りとか、墓の秘密を知ってる神父がいたのが災いし、大戦当時から機会を狙っていた大臣より早く秘宝を手にしてしまったらしい。
……むしろあの大臣や修道院の皆さんが無能なんじゃないかとゆー気がしてきます。
いや大臣さんは場所は知っていたけど、「黙示録」の日を待ってたのだろうか。
で感激した大臣、そのへんをベラベラと喋ってくれたあげく、「禁断の書」なるものを取り出しますが、インディ・ジョーンズの如く仕掛けが発動して皆さん水死。
大臣が溺死する前に銃で自殺したのが謎でした。
よっぽどヤバいことが書かれている事を読んでしまってショックだったんでしょうか。
ともかくニーマンスとレダはなんとか逃げ出し、ほのぼのとジョークなど交わして終わるのでした。

水原「で、『黙示録』って何だったの?
妹「……単に気分だったんじゃ……」

すごく謎の映画でした。『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』。
ちなみにあのスーパー修道士たちは『ヤマカシ』じゃないかと思うんですがどうよ(笑)。

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