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March 09, 2005

『トゥー・ブラザーズ』~トラだ、トラになるんだ!

トゥー・ブラザーズ スタンダード・エディション
ガイ・ピアース ジャン=ジャック・アノー フレディー・ハイモア ジャン=クロード・ドレフュス

東宝 2005-02-25
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トラの映画。

いや他に何と言えと(笑)。
えー、粗筋。

アジアの密林に埋もれた寺院で暮らすトラの一家だが、仏像を盗掘に来た冒険家の一行により父親トラは殺され、兄弟の片方・クマルは連れ去られサーカスに売られてしまう。
母親と兄弟のもう片方・サンガは逃げ出したが罠にかかり、王族の狩の獲物として供された。
母親は無事逃げ出したが、隠れていたサンガは捕まり、総督の息子の友達として飼われる事になった。
しかし大きくなったサンガは凶暴になったことから宮殿の動物園に連れ去られ、1年後、サンガとクマルは演しものとして戦わされることになる。

しつこいよーだがトラの映画。
かなりの部分ドキュメンタリーぽくて、場面場面のつなぎが悪い。
各場面も短いので人間とトラの繋がりはほとんど描写されず。
正直、トラ以外は見るとこはありません(笑)。
舞台もいつ・どこの話かよくわからなかった……サイトによれば1920年代のカンボジアだそうな。
そんな説明見ないとわからないのはどうよ。
まあ子トラがめちゃくちゃ可愛いから許すけど(笑)。
人間はどうでもいいがトラは素晴らしいっすよ!
最初に捕まったクマル、冒険家にドロップ貰って懐いてます(笑)。
ところがクマルを飼うつもり(?)だった冒険家が捕まってしまったために売られてゆくことになったクマルの乗ったトラックを、母親トラとサンガが追いかける場面は秀逸。
つーかついに振り切られ、見送る2匹の背中が!!
何そのサンガの背中の可愛らしさ!!
切り取ってポスターにしたかったよ(笑)!

で、街に連れて行かれたクマルはサーカスに売られちゃってガックリ。
時代が時代なのでサーカスの扱いはほとんど動物虐待だし。
隣の檻の老トラが、エサも食べずにしょんぼりしているクマルを自分の尻尾で元気付けようとするところがすごく可愛い。
でもその老トラも……あああ(涙)。

一方母親とサンガは罠にかかり、母親は左の耳を撃たれたものの逃げ出しました。
しかし隠れていたサンガは見つかってしまい、総督の息子に飼われる事になるんですが、一緒に寝たり、ぬいぐるみに混じってたり、可愛い可愛い(笑)。
しかし蜜月は長くは続かない、ちゅーよりあっという間に過ぎ去り、少し大きくなったサンガを総督んちの愛玩犬が調子に乗って追いかけまくったところ、追い詰められてパニックになったサンガ、犬をバックリ噛み殺してしまいました。
いやあれは……犬が馬鹿だろ……。
自分よりでかくなったトラを追いかけるなんて、自殺行為以外の何物でもないよ……これだから愛玩犬て……。
まあそんなわけでサンガは「殿下」の獰猛な動物ばかりを集めた動物園に閉じ込められてしまいます。

しかして1年後。
「殿下」はトラ同士を戦わせることを思いつき、サンガの相手にはサーカスで「獰猛な人食いトラ」として売り出していたクマルが選ばれます。
ムチで殴られ火の輪くぐりとかやらされてる可哀相なクマルが。
おのれ、これが今なら動物虐待といって訴えてやるものを(涙)!
そんで「殿下」はといえば、ジャングルに道路を敷きたいという総督たちに買収された愛人にエメラルドのネックレスを見せびらかし、どうするかと思いきやサンガにつけちゃいます。
ネックレスじゃなく、首輪か……。
以後、サンガとクマルを見分けるための重要なアイテムです(笑)。
そしていよいよ試合。
すっかり攻撃的になったサンガに対し、サーカスですっかり臆病になったクマルはビクビクして逃げ出そうとしたり(涙)。
でも無理やり追い立てられ、ついに闘技場で戦う2匹!
はっきりいって怖いです。
大きいんだもんよ!!
しかしふと2匹を襲うフラッシュバック。

「弟よ!」
「兄さん!」

どっちが兄かわかりませんがそんな感じ(笑)。
すっかり昔に返って遊び始めた2匹に見物人は大笑い。
サーカスの団員(特にクマルを虐待した奴)はなんとか戦わせようと、檻の外からクマルをぶとうとしますが、ついにクマル逆襲。
噛み付いたクマルを引き剥がそうと飛び込んだ別の団員はサンガに倒され、開いたゲートから逃げ出す2匹!
クセで檻に帰るクマルが悲しい(涙)。
先に逃げようとしてたサンガが「何やってんだよお前!?」と促し、クマルも勇気を出して檻を出て、一緒に逃げ出します。
そして2匹はジャングルに帰り、幸せに暮らしましたとさ……と思いきや、

ジャングルは遠かった。

2匹のトラは悠々と人家を通って騒ぎを起こしながらジャングルに近づきます(途中思わず芸を披露してしまうクマルが悲しい……(涙))。
そんなわけで、討伐隊が結成されたり。
「どうか助けて」と頼む総督の息子に、「人に飼われていたトラは獲物の取り方を知らないから、いつかは人を襲う。他の誰かが殺す前に俺の手で」という冒険家。
ジャングルに火をかけるという大胆な包囲作戦に出ます。
いいのかそれ!?
ともかく、追い詰められたサンガとクマル。
でもそこはほら。
クマル火の輪くぐり得意だから。
(クマルの目に炎の輪が浮かぶのが『巨人の星』みたいで大笑い(笑))
クマルに促され、サンガも炎を飛び越え、2匹はついに逃げ出します。
討伐隊も諦めましたが、総督の息子はこっそりとサンガに会いに行きます。
幸いサンガは息子を覚えていて、噛みついたりしませんでした(笑)。
冒険家の方はクマルに会い、クマルは懐かしのドロップをねだりますが。

「もうないんだ。……すまない」

すまない、ってドロップのことだけじゃなくね。
もっといろんな意味で、冒険家はクマルに謝ったんだと思いますよ。
そして2人と2匹は別れ、サンガとクマルは生まれ育った寺院へ帰ってきます。
出迎える1匹のトラ。
その左耳には、小さな穴が……。
感動の母子再会。
ああよかったよかった(笑)。
あとはおかーさんに獲物の取り方を教わって、人間の村には近づかないようにするんですよー。

まあそんなわけで、むしろ人間が嫌いになりそうなトラ映画でした(笑)。
あと見てると、トラって猫科だなーということがよくわかります。
腹見せて転がるとことか尻尾にじゃれつくとことか。
思わずウチのモモに向かって「お前はトラだ! トラになるんだ!」とかやりましたが逃げられました(笑)。

ストーリーはいまいちですが、トラは頑張りました(笑)。
そんな映画です。

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