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November 20, 2005

『宇宙戦争』~原作と常識が古すぎる

B000BC8IYW宇宙戦争
トム・クルーズ H.G.ウェルズ スティーブン・スピルバーグ

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2005-11-09
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世界各地で異常気象が発生するなか、港湾労働者レイが住むアメリカ東部の街でも奇怪な雲が立ちこめ、稲光が落ちると、地底から巨大ロボットが現れ次々と人々を殺し始めた。レイは別れた妻から預かったふたりの子どもを守りながら、必死に彼女が住むボストンへと向かう。

トム・クルーズとスピルバーグの作品で、秘密主義で話題になったわりにはあんまりヒットしなかった映画(笑)。
にしても、トム・クルーズもあんなでかい子供がいる役を演じるトシになったんですねえ。なんか感慨深い(笑)。
主人公・レイの別れた妻は金持ちと再婚したらしく、せっかくの面会日にも子供達(兄のロビーと妹のレイチェル)と上手くいかずギクシャクしています。
そこへ訪れる凄い雲と稲光。
様子を見に行ったレイの前で道路が陥没し、地面か足がたくさんある巨大なメカが現れます。そのビームにあたると、人は塵になって消えてしまったり。

水原「……毒ガス撒いた方が効率いいと思うんだが
妹「しかもそのビームでなぜ車は壊れなかったりビルは壊れたりするんだ」

謎の殺人ビームです(笑)。
ともかくそれを逃れて無事家に逃げ帰ったレイは、一台だけ修理できた車をかっぱらって逃走。
ともかくも元妻のいる家へ辿り着きましたが、そこも無人でした。
地下室で一晩明かそうとすると、また例の稲光が……。
必死に耐えて翌朝外へ出てみると、飛行機が墜落していました。
つかよく無事だったなーこの家。
そこでテレビクルーと会い、あのロボットは最初から地下に埋まっていて、稲光とともに操縦者が乗り込んだのだと説明してくれたり。
そういや冒頭で100万年も前から地球を狙ってたとかナレーションがありました。

水原「……なんで悠長に100万年も待ってたんだろう
妹「よそも見てたんじゃないの? で久しぶりに来てみたら予想外に育ってたから」
水原「『これ以上育ったらまずいぞ』ってことか。でも100万年前に埋めるトコよく決められたよな。今頃まだアマゾンの密林の中とかもあるんじゃないか?」
妹「それは今起きてこっち向かってるとこだから」
水原「あーなるほど」

だからこのへんまだ無事なのか(笑)。
ともかく妻が現在いるはずのボストンの実家へ向かう事にしたレイたち。
しかしそのためにはハドソン川を越えるフェリーに乗り込まねばならず、車で向かっていた一家はレイが眠っている間に歩いている群衆に取り囲まれてしまいます。
「乗せてくれ」「20人は乗れるぞ!」と詰め掛けてくる人々に、全員乗せることなどできない、逆に身動きできなくなると振り切ろうとするレイですが結局は車を奪われてしまいます。
何とか雨の中を歩いてハドソン川に辿り着いたレイ達ですが、船に乗り込む前にロボットが襲来。
フェリーはまだ人数には余裕があるのに慌てて出港しようとし、レイ達は「まだ100人は乗れるぞ!」と必死に追いすがり。
ああ、さっきと立場が逆なんだ。
人間て、業が深いよな……。
船着場で偶然出会った知り合いさえも振り捨てて何とかフェリーに乗り込んだレイたちですが、船も水中から現れた化け物に引っくり返されてしまいました。
かろうじて岸へ流れ着き、今度は徒歩でボストンを目指す3人。
しかし軍とロボットの戦闘が始まり、兄のロビーと離れてしまい、レイとレイチェルだけがとある家の地下室に匿われました。
助けてくれたおっさんがいわく。

「大阪では何体か倒したっていうぜ。日本人に出来て、折れたちにできないわけはない」

なぜ大阪!?
ていうかアメリカの片田舎の人間がなぜ大阪なんて知ってるんだろう……ニュースで言ってたのか?
謎だ……。
しばらくは地下室に潜んでいたレイたちですが、地上をひととおり殺し終わったロボットは地下室へカメラのついた頭を送り込んできます。
動きが蛇そっくり。
そんでこのロボット意外とあっさり騙されちゃうんですが、お前には赤外線センサーとかついてないのか。
音も大きい音しか聞こえないみたいだし。
大体疑わしいなら丸焼きにしてしまえばいいものを。
なんだって悠長に地下室探検してるんだろう……。
隠れていたらさらに宇宙人たちが3人くらい入り込んできて、色々ものめずらしげに見ていました。

水原「……いつも思うのだが」
妹「ん?」
水原「宇宙人だって服くらい着ててもいいと思わんか

100万年も前から地球侵略計画してたりするような生命体なら個性だってあって好きな服着たいんじゃないかと思うのだが。
閑話休題。
ところでこのへんにいたロボットは人間を捕まえては血を吸い、そのカスを植物の根っこみたいのにして撒き散らすという不思議な機能を持ってました。
恐怖に発狂しちゃってわめきちらすおっさんをついに……してしまうレイ。
あー……軒を貸して母屋を取られちゃったね、おじさん……。
しかし結局はロボットに襲われたレイたち、すぐには殺されず何やら網の中へ入れられました。
どうやらエサとして確保されたらしく。
動力源が人間の血ってどんなロボットだよ。
手榴弾を使ってなんとか逃れたレイ達は、ついにボストンへ辿り着きます。
そこで見たのは勝手にぐるぐる回りだして壊れたというロボットと枯れた吸血(?)植物。
カラスがロボットに止まっているのを見たレイ、「今ならシールドが消えてる!」と軍に進言、ミサイル攻撃でロボットは倒れ、中にいた宇宙人も死んでいました。
そしてボストンの妻の実家へ辿り着くと、はぐれてしまった息子ロビーが……。
抱きしめあう二人。
でナレーションいわく。

「異星人を滅ぼしたのは彼らが地球で吸った空気や口にしたものに含まれる微生物だった」

そんなことも確認しないで宇宙の果てから来るか!?

さ、さすが原作がH.G.ウェルズ……古典だからしょうがないのかもしれないけど、現在の常識から言ったらこのオチはありえないよ……。

水原「……宇宙人に勝ったのはウイルスって、つまりトム・クルーズの役って何の意味があったの」
妹「この映画のテーマは『家族愛』らしいから

私は『インデペンデス・デイ』みたいなエンターティメントな映画が好きだー(涙)!!

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