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April 12, 2006

『ブラザーズ・グリム』~赤頭巾の森でラブコメディ

ブラザーズ・グリム DTS スタンダード・エディション
マット・デイモン テリー・ギリアム ヒース・レジャー
B000CRRBEE

昔々、ドイツのグリム兄弟は各地で魔女や悪魔退治をして名をあげていたが、実はインチキ。
それが当時ドイツを支配していたフランス軍にバレてしまい、彼らは減刑と引き換えに、子供が次々と消えているというマルバデン村の森の謎を解くよう命じられる。

『グリム童話』で有名なグリム兄弟のファンタジー冒険活劇?
兄のウィルがマット・デイモン、弟のジェイコブを『ブロークバック・マウンテン』のイニス役を演じたヒース・レジャーがやってます。
つっても髪の色変えてヒゲ生やして眼鏡までかけられたらもう誰だかわかんなかったけどな(涙)!
兄のウィルは現実屋。
弟のジェイコブは幼い頃『ジャックと豆の木』の伝承を信じて牛と豆を引き換えにしてしまって病気の妹が死んじゃったというちょっと洒落にならないレベルの夢見る少年だったようです。
それが15年後、弟が集めた伝承を元にてきとーに魔女の仕掛けとかでっちあげてあちこちの村で魔女退治をするようになってたんだから不思議なもんです。
や、でも最初の村の仕掛けはよくできてました(笑)。
一瞬本物かと思いましたよ。
でもバレまして、フランス軍がつけたヘンなイタリア人拷問係(笑)カヴァルディと一緒にマルバデンへ赴くことに。
ここで行方不明になるのが赤頭巾をかぶった少女や、ヘンゼルとグレーテルの兄妹(いなくなるのは妹だけですが)だったりして、ああなるほどグリムをあちこちにちりばめてるのねってとこです。
そしていざ森に入ったら謎の塔があって木が動いたり狼が襲ってきたり色んな怪異がありますが、お兄ちゃんはあくまで「これは仕掛けだ!」と叫び、弟は「今度こそ見つけた、本物の魔法だ!」と快哉。
まあこのへんの兄弟の葛藤が話の主眼なんでしょうがそれは置いといて(笑)。
村の猟師アンジェリカとのラブロマンスもちょっぴり秘めつつ、塔に住むという鏡の女王の呪いを解こうとする兄弟。
そいで森で起こる怪異にカヴァルディさんもすっかり弱気になりますが、フランスの将軍はそんなものあるわけない!と森を焼き討ち。
自然破壊はいかんなあ。
あ、ついでに嘘つきだ!とグリム兄弟も火あぶりにしてしましたっけ。
しかし12人の少女の血を得て甦った鏡の女王様の息のひと吹きで火は消え去り、アンジェリカに助けられた兄弟は今度こそ塔へGo!
ところが12人目の少女を助けたら今度はアンジェリカがさらわれてしまいました。
ちょっととうがたってませんか。
だから今まで狙われなかったんだろうに、もう誰でもいいのか女王(笑)。
なんとか塔に登ろうとする兄弟ですが、そこへ将軍がカヴァルディさんを従えて登場。
「兄弟を殺せ」と言うんですが、登場時の毒はどこへってか愉快キャラに転職したカヴァルディさんは「辞めさせていただきます」と拒否。
そこでいきなり撃ち殺されちゃう所がカヴァルディさんだ……。
でもなんとか将軍を倒した(やーでも別に殺さなくてもってか絶対後でこの村フランス軍に潰されるよ?)兄弟は塔に乗り込みますが、復活した女王の魔力に操られ、互いの剣で互いを狙うことになる兄弟。
長い逡巡の末、兄は「おとぎ話はお前の世界だ、お前なら何とかできる」と自ら弟の刃に刺される事で膠着状態脱出。
あんちゃんかっくいー!(←オリエンタルラジオ風に(笑))
ところが死にかけの兄ちゃんに女王様が仮の命を与えて操り始めちゃったからまた大変!
ですが、鏡の女王ですから、鏡を割ったら昇天なさいましたよ、ええ。
そんでもって塔が崩壊するんですけどね。
実はグリム兄弟の作ったいんちき鎧のおかげで助かってたカヴァルディさんが叫ぶんですよ。(台詞はうろ覚えですが)

「鏡の女王よ、先祖伝来胸に秘めてきた呪いを受けよ!」

それがどんな呪いで、果たして効いたのかどうかが無性に気になる。
まあともかく女王は死に、助かったジェイコブは12人の乙女を助けるためアンジェリカにキスすることに。
無事12人は息を吹き返しますが、さすがに弟に刺され女王様の呪いの針(てゆか釘?)まで刺された兄はダメかなーっと思った所で復活。
弟がキスしようとしたら「お前じゃ嫌だ」ってあたりはお約束(笑)。
それでアンジェリカがキスすることになりまして、結局アンジェリカも最後までどっちが好きなんだかわからなかったなー。
最後は村人総出でマイムマイム踊ってハッピーエンド……かな?
とゆーハリウッド的引きでエンド。
まあファンタジーとコメディとを混ぜ合わせ、そこに兄弟愛というエッセンスを振りかけたような映画です。
後に残る映画ではないけど、そこそこ面白いし、役者さんや当時の雰囲気が好きな人ならオススメかもです。

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