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April 05, 2006

『SAW(ソウ)2』~ジグソーはいつも最前列に

ソウ2 DTSエディション
ドニー・ウォールバーグ ダーレン・リン・バウズマン ショウニー・スミス
B000DZI63U

刑事エリックは『ゲーム』を好む殺人者・ジグソウからの残酷な死体に付された挑戦状を受け取り、その謎を解いてジグソウの隠れ家を突き止めた。
だがジグソウはエリックに、彼の息子を含む8人の男女がとある館に監禁され、毒ガスを吸っていると告げる。
2時間以内に解毒剤を注射しないと命はない―――。
果たしてエリックは息子を救うことができるのか、そして館に閉じ込められた8人は解毒剤を手に入れることが出来るのか?

さて死ぬほどネタばれなので、これからご覧になる方はご遠慮ください。
非常に低予算な感じだけどアイディアで勝負(笑)!だった前作に比べると金がかかってる感じです。
人も物も増えたしなー。
で、残酷度は増し……たのかな?
冒頭、刑事エリックは離婚した妻に引き取られた息子ダニエルが万引きか何かして捕まったのを引き受けに来て、その後ケンカすんですが。

妹「今後ろにいた釣り人死ぬほど怪しかったよ……

刑事として見過ごしていいのかそれ(笑)。
さてその後、ジグソーによって殺された情報屋の死体を見るエリック。
今回も残酷ってか、頭の周りにタイマー式のいわゆる『鉄の処女』をつけられた情報屋、鍵を外さないと頭が串刺しになる!
そしてその鍵はどこに、というと何と麻酔で寝てる間に、目の下に入れられてんですよ。
死にたくなければ目玉抉り出すよーにして鍵を取らなきゃいけない。
でも麻酔はもう切れてるし、素人がそんな真似出来るわけないよ!
でもってタイマーは何と60秒だよ! 無理だよ(涙)!
……っちゅーことでまあ情報屋さんは死んでしまい、現場を見に来たエリックはそこにジグソーから自分宛のメッセージが天井に記されているのを見るのです。
わざわざはしごに登って天井仰ぎながら書いたのかあれ。
根性だなジグソー(笑)。
そんでその後、ダニエルと連絡取れなくてイライラしてるエリックですが、突然現場で見た何かの記憶がフラッシュバックしてジグソーの隠れ家を思いつき、SWAT引き連れて急行!
普通その前に確認とかしないか。
金具についてた工場名か何かから見つけたらしいけど、遺留品の出所洗うなんて捜査の基本でしょ?
他の警官は何やってたんだって感じだし、それだけでそこに絶対ジグソーがいるかなんてわからんのにSWAT出動させちゃうなんて何かおかしい……。
まあいたんですけどね、実際(笑)。
何かちーちゃなおじいちゃんでした。
点滴したり酸素吸入マスクしたりしていかにも弱ってる風情の。
末期癌なんだそーですよ。
末期癌の人間が人をさらったり閉じ込めたり仕掛け作ったりできるんかい。
と思わずツッコミたくなります。
まあ人さらいに関しては後々判明するんですが。
それでジグソーを連行しようとしたエリックさんですが、ジグソーはゲーム中だと拒否。
何のゲームかとジグソーに示された部屋を調査するエリックたちですが、あからさまに怪しい布を被った中央の台をなぜ後回しにする。
下に危険物とかあるかもしれないのに!
という観客のツッコミを無視して、ようやく布をひっぺがすとモニター群と何やら謎のタイマー。
そしてモニターにはうずくまるダニエルと数名の男女が右往左往する様子が……。
でもって館の中ですが、全員目覚めたらわけわからん場所におりました。
最後に目覚めた姉ちゃんが突然悲鳴をあげ、のたうちながら部屋中転げまわり壁に穴開けて必死に探し出したのはテープレコーダー。
そう、彼女は前作で唯一ジグソーが仕掛けたゲームに勝ち生き残ったアマンダでした。
ってもなんで生き残ったのかすっかり忘れてたんですが。

妹「あれは確か、隣に転がってる死体の腹に鍵だか薬だかがあるって言われて、腹かっさばいて取り出したら相手は実は生きてたって奴だよ」

ジグソウにしちゃ親切なゲームだな、と今更ながら思ったり。
自分の目玉抉り出したり足切り落としたりするより、死人の腹さばく方が痛くない分楽だよね?
ただそれが死体じゃなく実は生きてたってのはむしろ助かったあとのほうが地獄っていうか……。
そんなわけで今度はリストカットに走ったせいでまたゲームに参加させられたようです。
ともかく、アマンダのおかげでジグソーが残したテープ発見。
再生するとゲームの始まりです。

「諸君は神経ガスを吸っていてあと2時間の命だ。注射器は金庫の中。金庫の番号は『頭脳の後ろ側、虹の彼方に』。全員の共通点を探せ」

あと2時間ってもアマンダがテープ見つけなかったらこいつら2時間ぼーっとしてましたよ絶対。
そうか、そうだよな、ここで気づくべきだったんだ……(涙)!
と、ともかくほかには小さな鍵が同封されてまして、「使うな」と書いてあるのに使っちゃったところ、鍵と連動して仕掛けられていた銃が発射されてひとりご昇天。
そんなわけで皆さんあっとゆーまにパニックですよ。
家を出るんだー!と皆しておうち探検。
出口を釘バットで破壊しまくってます。
もちろん出口も実は鋼鉄で固められてんですが、それにしてもなぜ釘バット。
これで殺しあえってことにしても、センスをちょっと疑うよジグソー……。
そんで他の出口を探して地下室を見つけますが、そこで男のひとりが実はジグソーの協力者で他の人間をさらってきたことが判明。
それで自分もさらわれてればざまあありませんが、彼にはその功績を称え(?)注射器2本が与えられることになります。
あやしげな装置に入っていく男……ですが案の定、注射器を取ると装置は火葬場に早変わり。
必死に出してくれ!と叫ぶ男を前に一同おろおろ、ドアを開けようとしますが熱い熱い!と騒ぐばかりで、「上着を使うのよ!」って言われる前にやれよ!
さらに言うなら、反対側にガラスの窓があるんですがなぜ誰もそっちに回らない。
気づくの異様に遅いよ!
で、やっと気づいて窓を叩き割りますが男は半分も出てこないうちに(というか窓が小さくて無理なんですよね)蒸し焼き状態で昇天。
当然注射器は溶けましたよ。ええ。
一方エリックはジグソーが「私と話をすれば息子は戻る」言われますがとても悠長にそんなことはしてられませんね。
通信解析班はちっとも到着しないしね?
さて一方館組、まだ空家探検してます。
ねえ、謎解きは?
という観客のツッコミをよそに無理やりこじ開けた部屋には鍵のかかった扉があり、タイマーがついてました。
そんで鍵はここだよ!ってジグソーが言うのはあからさまに医療廃棄物な注射器がぎっしりの穴の中。
無茶言うな貴様!
あんなもんが刺さったら絶対エイズか何かになるって(涙)!
ところがここで名指しされた黒人の大男、「鍵を取って来い!」とアマンダを穴の中に突き落としましたよ!?
ちょっと針が刺さって痛い痛い痛い痛い痛い(涙)!!
お前ショック死したらどーすんだー!?
皆「た、助けなきゃ!」と言いつつも穴の中に飛び込めるはずもなく、半狂乱で鍵を探すアマンダを見ておろおろするばかり。
そして鍵は見つかりましたが結局時間切れ。
そろそろ皆さん、ガスの症状と思しきものが出てきたりして焦ります。
もっとも個人差があるようですが、息子とアマンダはけっこう元気です。
さて暴走黒人は、最初に死んだ男の首の後ろに数字が記されていることを偶然見つけ、ようやくヒントのことを思い出します。
はっきり言って遅いです。(つか『頭脳の後ろ』ったらすぐに気づけよ……)
しかし注射器は人数分ないわけで、ひとりじめを決意したんだか黒人は他の連中を殺しまくることに決定。
まず男のひとりを釘バット撲殺。
ちなみにその頃、アマンダとダニエルは女性ひとりと探索中でしたが、女性はついにガスのせいで死亡。
その直前彼女が気づいた『共通点』、それは全員ダニエルの父親に証拠をでっちあげられ刑務所送りにされたとゆーことでした。
とはいえこの共通点は謎を解くヒントってわけじゃなく、単にダニエルが他のメンバに恨まれてるから何が起きるかわからないぞ、とジグソーがエリックを脅すのに使っただけでしたね。
ちなみにエリックたちはジグソーに言われるまでデスクの引き出しさえ開けてみなかったようですが。(ありえねえ……(涙))
でもアマンダはそのままダニエルを連れて黒人から逃げてます。
ちなみにもう一人の女性はガスで朦朧としているうち、ある部屋の中に宙吊りの箱があり、そこに注射器があるのを発見。
わあい、と手を突っ込んだら鋭い金属片で手をずたずたにされなおかつ抜けなくなってしまうという悲しい事態に。
そのせいか黒人男も殺しはしませんでしたね、首の数字を見ただけで。(もちろん助けてもやらなかったが)
そして残るはいよいよアマンダとダニエル!
最初の部屋に逃げ込んで必死にドアを押さえる2人。
絶対絶命かというとき、金庫の下の床に抜け道があることを発見するアマンダ。
ちなみにアマンダが釘バットを死体から引っこ抜いたときは絶対それで黒人を殴り殺すんだと思いましたよ(笑)。
でもそうではなく、ドアのつっかえ棒にして時間を稼ぎ、その隙に地下道へ逃げました。
正直、その先が行き止まりだったらどうすんだと思うんですが、案の定行き止まりってか前作のバスルームに着いちゃったよ!?
い、一瞬見えたあれは……あー……幻じゃないとするとやっぱりあのひとたちは……(涙)。
さてバスルームへ黒人が辿り着くと、息子は倒れており、アマンダはダニエルは死んだと告げます。
黒人はようやく首の後ろの数字のことを告げますが、アマンダに「自分の首の後ろはどうやって見るの?」と言われ絶句。
今更背中なんか向けたらアマンダに何されるかわかんないし!
って自分で自分の首の後ろの皮を剥ぐという壮絶な行動に出ましたよ。
しかし、実は死んだふりだったダニエルにのこぎりでやられてしまったり。(前作のアレです)
一方、エリックさんたち。
息子を助けたければとジグソーに言われふたりきりで館へ向かったエリック。
館の中で次々と見つかる死体にショックを受けながら必死にダニエルを探します。
ついに地下のバスルームに辿り着きますが、そこでガスマスクを被った人間に殴られ気絶してしまったり。
いったい誰が!?
置いてきぼりにされたSWATたちの方はようやく映像の発信元を突き止めますが、辿り着いても誰もいないし、ジグソーの隠れ家のモニターにも何も映らない。
そして見つけたのは、録画映像を発信しつづける機械。
そう、エリックが見た死体が、観客が見た死体に比べ時間が経っているように見えたとおり、彼らが見ていたのは何時間も前の映像だったのです。
そしてついにタイマーが切れた時、ジグソーの隠れ家で金庫が開き、その中から酸素マスクをつけたダニエルが見つかります。
そう、ジグソーが「私とただ話をしていれば息子は助かる」と言ったとおり!
……ほんっといやみな奴だよなジグソー……(涙)。
そしてエリック。
バスルームで足を鎖につながれ、ついに犯人と対面します。
もうわかりますよね?

『ジグソーはいつも最前列で見ている』

それが最大のヒントだったわけですよ。
前回同様(笑)。
というわけで、エリックはアマンダと対面し、唯一ゲームを生き延びた彼女がジグソーを師と仰ぐようになり、彼の意志を継ぐ、すなわち今度は彼女がジグソーとなると告げるのです。(にしても今回下手したら自分も殺されてたのに頑張ったなー)
そして再びバスルームのドアは閉ざされた……。
で、END。

前回ほど「ひどい! 騙された!」とは思わないけど、やっぱりあそこで気づくべきだったよなー!って悔しさがあります。
テープの隠し場所とかアマンダ妙に元気だとか。
あ、でもやっぱり気になるのは謎解きの答えが結局提示されなかったことかな。
首の数字を並べ替える順番が虹の色の順と関係あるんだろうけど、人数が8人だしなあ、と思ってたら推理を載せてるサイトさんがありました。
欧米では虹は普通6色で、首の後ろに書かれた文字はそれぞれ色が違ってたんだとか(よく覚えてない……)。
そしてアマンダは犯人だし、ダニエルを助ける気だったのだとするとこの2人は対象外だったんだろうから残り6人でぴったりだと。
なるほどねえ、というところでした。
でもそれなり緊迫感が楽しめる映画ですので、残酷場面もオッケーな方ならオススメです、『SAW1&2』。

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