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June 10, 2006

『キング・コング』~男前なコングの悲しい最期

キング・コング 通常版
ナオミ・ワッツ ピーター・ジャクソン ジャック・ブラック
B000EHRAAM

不況で職を失った喜劇女優のアンは憧れの脚本家ジャック・ドリスコルがしなりを書く映画の主演女優としてスカウトされ、未知の島へのロケに出発する。
だが辿りついた島で原住民に襲われ、アンは『トレ・コング』の生贄として捧げられてしまう。
捜索に出たジャックら撮影スタッフと船員たちが見たのは恐るべき原初の世界だった……。

3時間はさすがにちょっと長かった。
風邪っぴきで薬飲んで寝ながら見てたので、最初の1時間はマジ眠りそうでした。
最初は主にアンと、監督カールがメイン。
伝説の島の地図を手に入れたカールが、映画会社に出資を拒否されるけど色んな人をだまくらかして未知の島への出航に連れ出すんですよ。
で、アンがジャックと恋仲になったりという話。
そうしてようやくたどり着いたというか船が座礁したのが巨大な『壁』のある島。
船員さんたちが必死に船を直そうとしてる時に撮影スタッフはさっさと手漕ぎボートで島へ上陸してしまいます。
なんだかなーこの連中はなー。
そんで早速原住民に襲われて死傷者多数。
船長がピストル持って駆けつけてきてくんなかったら皆殺にされてましたよホント。
ところがその嵐の夜、原住民が棒高跳びで船に侵入し(すげえよあの人たち……)、アンをさらっていって生贄にしてしまったり。
ジャックたちは必死にアンを取り戻しに来ましたが、アンは巨大な塀の向こうの何者かに連れ去られてしまうのでした……。
で、翌日早速アン救出に向かう一行。
や、でも思ったのがなぜ誰もアンを諦めようとは言わないのだろう。
これが騎士道精神て奴!?
ちなみに監督は昨日死人が出たのに「未知の世界をフィルムに収め人々に見せる義務がある、儲けは死んだ奴の妻子に譲る」と言ってこっそりカメラと三脚とレンズと持ち込んでます。
ちょっとレトロな時代の代物なのでカメラとかも大きいんですがさらに三脚ってひそかに持ち込めるようなもんか?
さてともかく一行が踏み込んだ世界は素敵にジュラシック・パーク。
小さな肉食恐竜に襲われた草食竜たちがパニックで押し寄せてきて、巻き込まれた一行は超不運。
逃げ惑う恐竜たちは崖っぷちまで追い詰められて転落したり。
でも肉食の竜に襲われるなんて日常茶飯事のはずで、自分たちの方がでかいし群れなんだから一箇所に固まって撃退するとか方法は色々あるだろうに、こんなに学習能力ない連中が滅びてないのはおかしい。
その後も人はどんどん減り続け、主役の男優はもう無理だと帰ってしまいますがジャック他数名はなおも突き進みます。根性です。
ああすっかり忘れてましたがアンは生きてました。
コング様があんまり振り回すのでジェットコースター乗るよりひどい目にあってましたが。
てっきり食べられると思っていたのにそうでもなく、気をそらそうとやった芸が受けて、キングコング相手に色々披露してしまうあなたは女優よアン(涙)。
その後こっそり逃げ出すことに成功したアンですが、何しろここはジュラシック・パークの島です。
あっという間に恐竜たちに襲われ絶体絶命大ピンチ!
のところに颯爽と現れるコング!
『キングコングvsティラノ 怪獣大決戦』絶賛公開中!
いやあすごい迫力でした。
何の映画なのかちょっとわからなくなってましたが(笑)。
しかしコングが男前ですよこの映画。
死語ですけど、『番長』です(笑)。
美女を庇って戦い傷ついたのに「へっ、俺は別にアンタを助けようと思ったわけじゃないぜ」とそっぽを向いて強がるようなあの態度!
アンが思わず追いかけるとひょいと肩に乗せるあのぶっきらぼうさ!
いやー素敵番長!
さて一方のジャックたちですが、さらに苦難の道が待ち受けってか谷に落ちて化け物たちにたかられ絶体絶命!
というところで男優が援軍連れて戻ってきてくれましたよ!
超意外!
あの人絶対逃げたんだと思ってたのに(爆)!
そして助けられた生存者たちですが、ジャックだけ諦めずにアンを助けに行きます。
仲良く眠るアンとコングですが、何とかアンを連れて必死に戻るジャック。
ところが監督は執念のフィルムがダメになってしまったので、コングを生け捕りにして帰る計画をたてていました。
ほんっとうに執念だよなこの男……。
必死にアンを追うコングですが、大量のクロロフォルムをぶつけられついに……。
最後、アンに手を伸ばすとこが泣けます。
そして舞台は再びNYへ!
鎖に繋がれたコングを見世物にして得意満面の監督ですが、あの時のコングの表情が辛い……。
芝居の中で生贄として捧げられる役の女優がアンでなかったことに怒ったコングは暴れて鎖を引きちぎり、暴走します。
そんでそのへんの金髪女性を片っ端から捕まえては「アンじゃない」と放り投げるコング。
金髪は皆アンに見えるのだろうか。
でも駆けつけた恋敵・ジャックは一発で認識してた……。
ジャックvsコング、いよいよジャックが絶体絶命という時にアン登場!
アンと共にセントラルパークの池でスケートするコング(よく氷割れなかったよなあれ……)。
しかし幸福も束の間、軍隊に追われアンを連れてエンパイアステートビルに上るコング。
飛行機に攻撃されるコング、必死に攻撃を止めさせようとするアン。
そしてついに……。

ラストはやっぱり泣きます。
というかリメイクだからしょうがないのかもしれないが、他のエンディングにはならなかったのか!
ティラノだってジュラシック・パークに返してもらったのに(涙)!
動物愛護団体は何をしていたのっ!?
人間て本当に貪欲で残酷な生き物だなと思いました。
でもアンとコングの心が通じていたことが救いです。
映像は凄く特にコングの表情がリアルでした。
3時間はちょっと長すぎたけど(笑)、見て損はない映画です。

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