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April 07, 2007

『ソウ3』~残酷描写が3割増し

ソウ3 DTSエディション
トビン・ベル ダーレン・リン・バウズマン ショウニー・スミス
B000LRZHYG
衝撃の第1弾からついに3作目。
完全ネタばれなのでご注意下さい。
<あらすじ>
女医のリンは突如誘拐され、脳腫瘍で余命いくばくもない連続殺人鬼ジグソウを『ゲーム』が終わるまで生かしておくよう後継者アマンダに要求される。
そして『ゲーム』に選ばれたのは長男を交通事故で亡くした男ジェフ。
彼の前に現れるのは残虐な罠にかけられた3人の男女。
事故の証言を拒んだ女、息子をひき殺した男に軽い刑しか言い渡さなかった判事、そして息子を殺した犯人。
彼らを救うにはジェフが何らかの代償を払って、彼らを赦さなければならない……。

冒頭から激しく痛いです。
新たなるジグソウ・アマンダが仕掛けた『ゲーム』は、あまりに残忍。
体中に穴を開けて鎖に繋がれた男は、爆弾が爆発する前にそれを引きちぎり逃げ出さなければなりません。
泣きながら必死に鎖を、ではなく自分の体を引きちぎる男。
これが見ていていちばん痛かった(涙)。
そして前作に出ていた女性刑事も、体の胸郭を剥がすという恐ろしい器具にかけられ、必死に硫酸の中に手を突っ込んで鍵を取り出したのに鍵が合わず死亡。
同じく前作で罠にかけられたエリック刑事も、自分の足を潰して逃げるなど、見ていて「痛い痛い痛い!」と悲鳴を上げてしまいます。
うーん、『ソウ』は1作目はいちおう頭を使うサスペンスだったのに……。
さて今回のゲームのお題は『赦し』。
それにしてもジェフさんは気の毒です。
息子を交通事故で亡くし、その後も息子を忘れられず苦しんでいるのになんでジグソウのゲームになぞ付き合わねばならんのか。
過去の苦しみにとらわれ未来に向き合わないのは罪ですか。
罪だとしてもジグソウのゲームに付き合う義理は全くないですよ。
しかし、目の前には現実に死に掛かっている人間がいるのです。
それも自分の最愛の息子の死に関わる憎い人間ばかり。
当然ジェフは苦悩するし、当然の報いだという気持ちもあるけれど、最後には彼らを救おうとします。
普通にいい人です。
……最初の女性はちょっと間に合いませんでしたが(涙)。
そして判事をギリギリで救い、最後に出会ったのが犯人。
こちらは超難関。
犯人は体中の間接を逆に曲げられるという恐ろしい機械にかけられています。
ところがその機械の鍵を取ると自分がショットガンに撃ち抜かれる仕組みです。
……いや、それは緊急避難として見殺しにしても許されると思うぞ!
実際判事は鍵を取るのを諦めてなんとか機械を壊そうとしました。
ジェフは散々悩みましたが、やはり犯人が体中の間接をねじ切られるのを見て耐えられなくなり、何とか工夫して鍵を取ったところ、ショットガンが判事の頭をぶち抜き。
えー、あれは偶然だと思う……けど……。
でも偶然じゃなく、たとえば3人全員が助かっていたら最後の『ゲーム』に影響があったんじゃないかな。うーん。
最後の『ゲーム』はさらに次の部屋。
すなわち、ジグソウとアマンダとリンのいる場所でした。
リンは1作目のゴードン先生と同じ病院の優秀な女医ですが私生活で悩んでいる模様。
そこを誘拐され、ジグソウの心臓のモニターと繋がった爆弾を首につけられてしまいました。
つまりジグソウが死んだらリンも死ぬ。
そういうわけで必死に手術します。頭の皮膚を切って頭蓋骨切り取る場面ではやっぱ医者ってすげえと思いました。
あれがホラーじゃなく日常なんだもんな……。
まあそんな場面などもあって、アマンダはかなりのショックを受けていましたが、さらにジグソウがアマンダに宛てた手紙を見て半狂乱。
装置を外しリンを開放しろといういうジグソウの命令を拒みリンに銃を向けます。
このへんが正直よくわからなかった……。
アマンダが「彼女(リン)に私を支配させるなんて」という言葉の意味とか。
いったいあの手紙には何が書いてあったんだ?
そこへ現れるジェフ。
「リン?」という呼びかけと共に……。
ジェフへ駆け寄るリンを無造作に撃つアマンダは、ジェフによって撃たれてしまいます。
ジェフとリンが夫婦だったとはやられた。
ジェフの回想では「こんなパパを見たらママはどう思うかな」と娘に言ってたり、正直死んだのかと思ってました。
そしてリンの方はといえば冒頭で男と冷め切った夫婦のような会話をしてたからあれが旦那と思っていたのに、あの男の方が不倫相手だったということですね。
そして虫の息のアマンダ相手にジグソウが語るのは、すなわちこれはジェフのゲームであると同時に『アマンダのゲーム』だったということ。
アマンダが新たなジグソウとして仕掛けた『ゲーム』は犠牲を払って罠を解いても逃げ出すことは出来なかったし、逃げ出そうとした獲物は自ら手にかけていました。
それはジグソウの望む後継者ではない。
だからジグソウはジェフのゲームの上に重ねるようにもうひとつ、アマンダにゲームを仕掛けていました。
アマンダはリンを赦せるか、すなわち変わることが出来るか?
アマンダがリンを赦せば、ジェフに撃たれることはなかった……。
ふむ、なるほどねえ。
でもジェフのゲームの準備をしたのはアマンダじゃないのかな?
何のためにジェフがこの部屋まで来ると思っていたんだろう?
ジェフの『最後のゲーム』で赦すべきか迫られるのは、だってジグソウ本人なんですから。(ジグソウに依存しているアマンダがそんなことさせるわけがないのにと思うんですけど)
虫の息のリンを救うために、机の上の道具でもって自分に復讐するか、それとも赦すかと問われるジェフ。
「赦す」と言いながらなんでジグソウの首を切るんだ。
素直に「赦せない」って言えばいいじゃん……。
そして死ぬ寸前のジグソウがジェフに聞かせたテープには、「娘の居場所は私だけが知っている。ゲームを始めよう」と吹き込まれていました。
いちばん最初にジェフが聞いたテープにあった「子供の命に責任のある人間と対峙するチャンスを与えよう」とは、つまり息子を殺した犯人ではなくてジグソウ本人だったということ。
そしてジグソウのモニター停止と同時にリンさんは首を吹き飛ばされ死亡。
『赦す』ことが出来なかったジェフは娘と妻を失い……って、だからなんでジェフさんがジグソウを赦さなきゃならんのですか。
そりゃあジグソウの首切っちゃったジェフさんはどうかと思いますが、何しろここに至るまで散々ひどい目にあってるんですよ?
奥さんは目の前で死にそうなんですよ?
それでなんで赦してもらえると思うんだジグソウ。
それがかなり謎です。
これじゃ最初から自分の負けを想定したゲームじゃないですか。ううん。
そして絶望したジェフの絶叫で終わる『ソウ3』。

でも『ソウ5』まであるらしいですよ。

すると次回はたとえばジェフさんがジグソウを蘇生させて娘を助けようとしたり、アマンダへの手紙の内容が明らかにされたり、ジグソウの回想に出てきた女性の謎が明かされたりするんでしょうか。
何かあちこちサイト巡ったら『ソウ1』のゴードン先生の生死がはっきりしなくて、ゴードン先生が実は本当のジグソウ!?なんて推理までありました(笑)。
いやあ……片足切り落としたんだし、死んだと思いますけどねえ……。
しかしアメリカの映画はヒットするとやたら続編を作りたがりますが、1を超えるのは難しいのでなるたけ止めておいた方がいいんじゃあ、と思いつつたぶん『ソウ4』も見てしまうのでしょうね(笑)。

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Comments

水原さんのレヴューで「ソウ」を見る気になったものです。
絶望的な映画は楽しいですねぇ(鬼畜)。あと2作あるとか。楽しみです。

Posted by: skybox | April 12, 2007 at 02:17 PM

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