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July 15, 2007

『カジノ・ロワイヤル』~新ボンド誕生に拍手!

007 カジノ・ロワイヤル デラックス・コレクターズ・エディション (初回生産限定版)(2枚組)
ダニエル・クレイグ マーティン・キャンベル エヴァ・グリーン
B000GQMJBQ

<あらすじ>
暗殺の仕事を2度成功させ''00(ダブルオー)''に昇格したジェームズ・ボンドはテロ支援組織に繋がる男ル・シッフルの存在を突き止め、マイアミ空港での爆弾テロを阻止した。
それにより巨額の損失を出したル・シッフルは高額掛金のポーカーで資金を稼ごうとし、ボンドは彼と勝負するため国家予算から支出された掛金1,500万ドルの監視役である財務省の美女ヴェスパーと共にモンテネグロへ向かう。

予想よりずっと面白かった。
いや私ボンドは前シリーズのピアース・ブロスナンの印象が強いんですよ。
彼はかなりハマリ役というか、ボンドの「スマートで女たらし、腕はいいけど女でよく失敗する(笑)」というイメージにぴったりでした。
そこいくと今回のボンドは、あー、どっちかというと悪役面(笑)?
実際見終わったあともあんまり「007を見たなあ」とは思えないんですが、映画としてはなかなか面白かったです。
冒頭は体を張ったアクション。
爆弾テロ犯を追いかけるシーンですが、工事現場で逃げまわる犯人はテロ犯というより猿。
見事な身体能力に思わず「テロよりオリンピックとか目指した方がよかったんじゃ……」と思ってしまいました(笑)。
一方追うボンドさんも頑張ってますが、時々明らかに「あいつに出来ることは俺にも出来るはず」と思ってちょっと失敗してたり相手が飛び越えた壁をぶち破ったりしているところが微笑ましい(笑)。
でも大使館爆破はどうかと思うよ……。
(むしろテロ犯はお前だお前!)
しかもそこをバッチリ大使館の監視カメラに撮られていて新聞に載ってしまったので女ボスのM大激怒。
しばらく干されることになったボンドですが勝手に手がかりを追ってバハマへ飛び、早速人妻としっぽりやってたり。
女については展開早いのはさすが『007』(笑)。
そして上手いところ情報を引き出したボンド、マイアミ空港でテロリストが世界一のジャンボジェットを破壊しようとしていると気づきまたアクション。
今度はカーアクションもありますが相変わらず体張りまくってます。
若いっていいなあ(笑)。
そして見事テロを食い止めたわけですが、これでル・シッフルさんは大損です。
1億ドルだそーです。
しかもこの人テロリストから金を集めて投資して利益をあげる、まあファンドみたいなものなので金を失って超ピンチ。
ヤクザの金を「倍にしてやるから」と預かって全額スったようなものです。
しかも相手はテロリストなのでヤクザよりタチが悪いです。
そんなわけで「金を返せ」と脅されたシッフルさんは得意のポーカーで金を集めようと考えたそうで、テロ支援組織を炙り出すためボンドがそのポーカーに参加することに。
なんかしらんが情報部で一番上手なんだそうです。
情報部でいちばんって世界レベルではどうなんだろうという気もしますが。
ともかくポーカーに参加するからには金が必要なわけで、財務省が1500万ドル出すことになりました。まあ英国ったら太っ腹。
そして財務省の美女ヴェスパーと共にモンテネグロへ。
なるほどこの女性が今回のボンド・ガールですか。
さていちおう偽名は用意したものの、もちろんボンドの正体は百も承知のル・シッフル他、百戦錬磨のギャンブラーたちとの勝負。
正直ポーカーはさっぱりわかりません。
手が覚えられないんですよね、何がどれより強いかとか。
まあわからなくても映画鑑賞に支障はないです(笑)。
一度はル・シッフルにしてやられたボンド、あげくに毒を盛られてしまってさあ大変。
てゆか今回のボンドは意外とうっかりさんだよね。
若いだけあるというか(笑)。
でもこれもヴェスパーのおかげで切り抜けまして、見事ル・シッフルを打ち破り。
ところがル・シッフルはCIAが身柄確保したと思いきや、それは嘘でヴェスパーともども捕らえられ、金をよこせと拷問されてしまうボンド!
でも全裸にして男の急所攻めの拷問て……。
なんでわざわざそんな拷問を選ぶのかわかりません。
他にもいろいろあるだろうに……ただの変態さん?
絶体絶命と思いきや土壇場でル・シッフルに金を預けて大損したテロ支援組織の手下がやってきて皆殺し。
助かったのはボンドとヴェスパーだけ。
ん、なんかおかしいよね??
口座番号と暗証番号を吐かせるために連れて行くならともかく、ふたりは無事病院で保護されたし。
そしてとうとうヴェスパーとラブラブになったボンド、なんと退職を決意しちゃいます。
あんた意外と簡単な男だったのね(笑)。
ヴェニスで愛を語るふたり、ところが彼女がちょっと銀行へ行って金を下ろしてくる、と言って出かけたあとに上司から賭けで儲けた1億5千万ドルが送金されていないと連絡。
あら案の定。
金を下ろしたヴェスパーを追跡するボンドは、彼女とテロ支援組織の受渡現場を突き止め銃撃戦。
水上に浮かんでいるビルが沈んでいくところは圧巻!
しかし旧式のエレベーター(檻みたいになってる奴です)に閉じ込められたヴェスパーは助けようとするボンドの手を拒み、ついに息絶えてしまうのです。
その後、Mから彼女が恋人を人質に取られ脅されていたことを知らされても心に受けた傷は深く「裏切り女が死んだだけ」とことさら平気を装うボンドですが、拷問の時にヴェスパーとボンドが助かったのは彼女が金と引き換えに命乞いしたからと言われ……ううん、泣けるなあ。
そしてボンドに届いたのはヴェスパーからの最後のメール。
『ミスター・ホワイトの電話番号は……』
ミスター・ホワイトって誰。
いや真剣に忘れてました。金の入ったトランクをどさまぎで持ってった男だと思いますが、それも本気で「誰だっけこれ」でした(笑)。
その後ようやく冒頭でル・シッフルとテロ組織の取引のときの仲介人だったと思い出しましたが。
そしてラストシーン、ミスター・ホワイトを追い詰めたボンドの台詞。

「My name is Bond, James Bond」

ある種決め台詞とも言えるこの台詞がラストに来るか!
なるほど上手いなあ!
これはボンドが本当に「007のジェームズ・ボンド」になった物語、といえるでしょう。
うん、正直まだボンドというと思い出すのは前作ボンドですが、でも今回の主人公も頑張りました。
まだ全然かっこよくない、失敗するし短気だし若すぎるボンド。
でもそんな時期もあったよね、それは。
ラスボスが最後にちらっとしか出てこないので少し物足らない気もしますが、2時間半たっぷり見せてくれます。
カジノ・ロワイヤル、単純にカジノでの勝負だからだけじゃなく、多くの人間と騙し騙される物語そのものがポーカーのよう。
見ごたえ十分ですよ!

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